この連載では、2択形式で「あなたならどっち(を選ぶ)?」と問いかけます。その答えから導き出されるのは、健康を維持するために必要な情報です。選択を間違えたときは、思い込みをアップデートするチャンス! 何気なく続けてきた今までの習慣を見直して、健康習慣を始めましょう。
第12回身体活動・2
体を動かすとリフレッシュできるだけでなく、生活習慣病予防にもなります。
動き始めれば心身が変わり、もっと健康に!
Q体力アップが期待できる歩き方は?
「ゆっくり歩き」と「はや歩き」を交互に行う
「ゆっくり歩き」と「ひと休み」を交互に行う
上記で、あなたが正解だと思う答えを選択してください。
- 答え
A 「ゆっくり歩き」と「はや歩き」を交互に行う -
「ゆっくり歩き」と「はや歩き」を交互にくり返すインターバル速歩※1は、加齢に伴う体力の低下に歯止めをかけ、筋力や持久力の維持、生活習慣病の予防に効果があります※2。
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※1 信州大学学術研究院医学系特任教授・能勢博氏 提唱
※2 Nemoto K., et al.:Mayo Clin Proc 82(7):803-811,2007.
メリハリのある歩き方で運動効果アップ!
- ややきついと感じる「はや歩き」3分間と楽な「ゆっくり歩き」3分間で1セット。1日5セット以上を目安に行う
- 一度に5セットできない場合は、朝・昼・夕などに分けて行ってもよい
Q脂肪がよく燃える有酸素運動の方法は?
激しい運動で自分を追い込む
気持ちよい程度に楽しむ
上記で、あなたが正解だと思う答えを選択してください。
- 答え
B 気持ちよい程度に楽しむ - 有酸素運動とは、呼吸を止めずに体内に酸素を取り入れながら行う運動のことです。おしゃべりができるくらいのペースで、汗ばむ程度が効果的です。血流がよくなり、心肺機能を高めて、脂肪を燃焼します。息が上がるほどの運動は無酸素状態となり、脂肪が燃えにくくなります。
健康づくりにおすすめの有酸素運動
ウォーキング サイクリング・水中ウォーキング ラジオ体操 ジョギング ゴルフ エアロビクス など
1日30分以上の運動を、週2日以上実行しましょう!
Q 筋肉のおもな働きは?
立つ・歩く・座るなどの基本動作に必要
体温を維持する
上記で、あなたが正解だと思う答えを選択してください。
- 答え
A 立つ・歩く・座るなどの基本動作に必要
B 体温を維持する - 筋肉には身体を動かすほか、体温を維持するなどの働きもあります。そのため、筋肉量が少ないと、寒さや感染症に対する抵抗力(免疫力)も弱くなってしまいます。さらに体力が低下するため、身体活動量が減り、生活習慣病のリスクが高まります。
- 筋肉のおもな働き
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- 血管、骨、内臓を外部から守る
- 体を動かす・支える
- 免疫力をアップする
- ブドウ糖を分解する
- エネルギーを蓄える
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- ホルモンの産生
- 水分を蓄える
- 体温の維持、代謝を上げる
- 血液を心臓に戻すポンプ作用
(筋ポンプ作用) - など
Qひとつだけ筋トレを選ぶなら?
腕立て伏せ
スクワット
上記で、あなたが正解だと思う答えを選択してください。
- 答え
B スクワット - 何より鍛えるべきは、立つ・歩くといった基本動作に不可欠で、老化の影響を受けやすい下半身の筋肉。スクワットは下半身をまんべんなく鍛えられるだけでなく、腹筋や背筋を鍛える効果もあるため、効率的に筋肉・筋力を強化できるおすすめの筋トレです。
スクワットのポイント
健診結果の読み方生かし方
生活習慣病の特徴は、自覚症状がないまま静かに進行していくことです。症状としてあらわれるときには、取り返しがつかないところまで悪化していることもあります。健診結果から、将来のあなたの姿を予測することができます。健診結果を活かし、生活習慣病を予防しましょう!
「肝機能障害」に関する検査項目と基準範
[AST(GOT)]30U/L以下
[ALT(GPT)]30U/L以下
[γ-GT(γ-GTP)]50U/L以下
肝臓の主な働きはアルコールや薬などの物質の分解・解毒とエネルギーの貯蔵です。肝臓は障害されても症状があらわれにくく、異変に気づいたときにはかなり進行していることもあります。検査値に異常があるときは、必ず再検査や精密検査を受けましょう。
肝機能障害を防ぐおすすめライフスタイル
- 適度な飲酒を守り、休肝日をつくりましょう
- 適度な飲酒の目安(1日あたり)は、ビール/中びん1本(500mL)、ワイン/グラス2杯(240mL)、ウイスキー/ダブル1杯(60mL)、焼酎/0.6合(110mL)、日本酒/1合(180mL)
★女性・高齢者はこの半量程度 - 食べ過ぎに注意しましょう
- お酒を飲まなくても、食べ過ぎると肝臓に余分な脂肪がたまり、肝機能が低下する脂肪肝の原因になります。
- 運動習慣を身につけましょう
- 運動でエネルギーを消費しないと肝臓に脂肪がたまってしまいます。継続できる運動習慣を身につけ、肥満を予防・解消しましょう。
参考資料『健診結果の読み方・生かし方』監修:奈良信雄 順天堂大学 客員教授 東京法規出版刊